こんな税理士には要注意! - 危険レベル1

良い税理士と一口に言っても、人によってその基準も違います。

同じ税理士を見て、Aさんからすると「良い税理士」であっても、Bさんからすると「悪い税理士」となることもあるでしょう。

結局、最終的には「相性」が一番大事になるのでしょうが、税理士の実態について詳しくない人からすると、最低限の判断基準は欲しいところです。

そこでこの記事では、「出来るだけ、こういった税理士は避けたほうが良い」という内容についてお伝えします。

今回は「危険レベル1」についてお伝えしようと思いますが、今後シリーズとして、「危険レベル2」「危険レベルMAX」と続けていこうと考えています。

まずは、一番危険度の低い内容から見ていきましょう。

税理士全般に言える事

前述しましたが、いくらここで「こういった税理士は注意したほうが良い」と書いても、Aさんは「そうだね」と思うかもしれませんが、Bさんは「むしろ、そんな税理士が良い」と言うかもしれません。

依頼する側のタイプ、例えばあなたが「個人事業主」なのか、「中小企業経営者」なのか、「大会社経営者」なのかによっても、税理士に求める内容も変わってくると思います。

そういった「依頼者側によって、見解の分かれそうな内容」については、この記事の後半でお伝えします。

ですからまずは、税理士全般に共通した「最低限」の注意点について。

ちょっと危険な税理士① - 時間を守らない

まずは「約束の時間を守らない」税理士について。

一般的な考え方からすると、「時間を守るって、当たり前の事でしょ?」と思いますよね。

そうです、当たり前の事です。しかし、この当たり前の事が出来ない税理士って意外と多く存在します。

人間誰しも、突発的な事故や交通事情などで、予定通りの時間に到着できない事があります。これは誰にでもあり得ることですので、一律に遅刻をとがめる事は出来ません。人間関係には「お互い様」という感覚も大切です。

しかし中には、毎回約束の時間に遅刻し、またそれを悪びれもしない税理士もいます(税理士に限ったことではありませんが)。

そういった人の言い訳は、「忙しくて」「道が混んでて」「前の打ち合わせが長引いて」と、自分の都合しか言いません。

これに対して、「税理士の『先生』だから、しょうがないよなぁ~」なんて言うクライアントもいます。

しかしここで、よく考えてみて下さい。

「時間」というのは、誰にとっても1日24時間しかありません。全ての人にとって平等です。我々は、その限られた時間を使い、仕事をしてお金を稼ぎます。

そんな大切な時間であるのに、毎回数十分も打ち合わせに遅刻してくる人がいたらどうでしょう?

「損をさせられた」

とは思いませんか?

税理士に限らず、誰かに仕事を依頼するという行為は、「自分が出来ない(苦手な)事を、他人にやってもらう事で、自分の仕事を効率化する」ということでもありますよね。

であるのに、毎回時間を守らないというのは、あなたにとって非効率ではありませんか?忙しいのはお互い様ですし、そんな事は理由にはなりません。あなたが経営者だとしたら、あなただって忙しいはずです。

また、税理士というのは、あなたに代わって税務署と交渉したりします。

その際、税務署の職員の方と打ち合わせをしますが、毎回その税理士が遅刻していたらどうでしょう?

職員の方々って忙しいんです。何件もの仕事を掛け持ちしているのに、そんな税理士がいれば腹も立つでしょう。

あなたは何も悪くないのに、依頼した税理士の印象が悪いせいで、不利益を被る事もあるとは思いませんか(必ずしもあるとは言い切れませんが、税務署の職員さんも人間ですから不快には思うでしょう)?

ですから、たまにならともかく、「毎回」遅刻するような税理士は、出来るだけ早く契約解除したほうが良いと言えるでしょう。

ちょっと危険な税理士② - 「何でも出来ます」という

次が、「何でもできます」という税理士について。

税理士と聞けば、営業しなくても良いと思う人もいるようですが、実際にはそんな事はありません。税理士も商売ですから、ある程度の顧客がいなくては生活が成り立たないのです。

ですから、多くの税理士事務所は、あの手この手で顧客を獲得しようと努力します。

で、そういった営業活動の中で、たまに耳にするのがこの「何でも出来ます」という言葉です。

しかしハッキリ言いましょう。当サイト管理人はこれまで相当数の税理士と仕事をしてきましたが、正直、この「何でもできる税理士」なんてのは、今まで一度もお目にかかったことがありません。

これは何も税理士に限ったことではなく、他の士業にも言える事かと思います。

例えば、就業規則の作成などは社会保険労務士の分野だと思うでしょうが、全ての社会保険労務士が完璧な就業規則を作成できるわけではありません。

実際、「何でも出来ます」といった社会保険労務士が、実は経験したことのない就業規則の作成を請け負って、大変な結果を引き起こしたのを目の当たりにした事があります。

また、弁護士にしても交通事故案件しか取り扱った事がないのに、過払い金請求の事務を受託し、問題を起こしたのを目にしたことも・・・。

ただし、中には稀に「ハッタリ」で請け負って、とことん勉強し、見事な結果を出す税理士もいるにはいるので、全てがダメとも言えません。

ただ、概ねは「何でも出来ます」と言う言葉は、あまり信用しないほうが良いでしょう。

税法は幅が広く、奥の深い世界です。すべてを網羅すること自体が無理と言えるでしょう。

むしろ、「これとこれは出来ますが、これは出来ませんので他で頼まれた方が良いでしょう」と正直に言う税理士の方が、信頼できる可能性が高いと言えます。

依頼者側の立場によって、見解の分かれる内容

では次に、「依頼者側の立場によって、見解の分かれる内容」について。

これまでお伝えした「時間を守らない」「何でも出来ますという」税理士は、依頼者がどんな立場・タイプだとしても、共通して注意したほうが良い内容だと言えます。

しかし以下で説明する内容は、受け手によっては捉え方が異なる場合もあるので、あなた自身がどう思うかで判断が分かれる内容となります。

ちょっと危険な税理士③ - 複数の税理士紹介サイトに掲載している

現在、世の中には複数の「税理士紹介サイト」が存在します。

前述しましたが、税理士も営業活動をしなくては生活できませんので、これもひとつの営業方法だと言えるでしょう。

ただし、依頼する側は無料となりますが、税理士側からすると「登録料」や「成約手数料」をサイト側に支払わなくてはいけないので、中々の出費となります。

様々なサイトを見ますと、同一の税理士が、複数のサイトに登録している事がわかります(しかも、人数的にも結構います)。

これをどう捉えるかは人それぞれだと思いますが、正直なところ、見る側としては「仕事が無いのかな?」とか、「節操がないな」などとも思われるかもしれません。

あちこちの税理士紹介サイトに登録している事で、潜在顧客との接触回数は増えるかもしれませんが、検索する側としても多くのサイトを見ているので「あっ、この人、ここでも登録してるよ」と、あまりいい印象は与えないというのが実情でしょう。

むしろ「仕事がないのかな?」と思われた場合、依頼者側からしたら、経営の下手な税理士に依頼したくないというのが本音ではないでしょうか?

ただ、独立開業後、数年しか経っていない税理士は、顧客がほぼゼロからのスタートの場合がありますので、税理士としての能力は高くても、こうした媒体に頼ざるを得ない場合もあります。

逆に「こういった若手の税理士と、共に成長していきたい」と思う顧客もいるでしょうから、ここは判断の分かれるところかもしれません。

ですから正確に言うと、サイトへの登録自体に問題がある訳ではなく、利用の仕方に問題があるといったところでしょうか。

ちょっと危険な税理士④ - ブログ更新を日課としている

お次が「ブログ更新を日課としている」税理士です。

ここは、判断が非常に難しいところです。

というのも、当サイト管理人は、ブログ自体を否定していません。

むしろ、情報発信としては重要なツールですし、営業活動としても最適だと考えるからです。特に、独立開業後の税理士からしたら、顧客獲得のためにむしろ利用したほうが良いとさえ考えます。

ただ、多くの税理士のブログを見ていると、「更新を目的にしている」人がとても多い事に疑問を感じます。

ここで、税理士の繁忙期というのは、一般的には年末~翌5月くらいまでと言われています。

これは、個人の確定申告が2月16日~3月15日の間に行われる事や、法人の決算月が3月に集中し、5月の申告までは忙しい事に起因します(もちろん、個人の確定申告を請け負っていない税理士はそうでもありません)。

ですからこの期間中は、本当に忙しいはずなのですが、そんな中でもブログを更新し続ける税理士って「暇なのかな?」と思ってしまいます。

サイトを作るとわかりますが、一つの記事を作り上げるのに、慣れている人でも最低1時間~2時間はかかるでしょう。

たった1時間と言えども、繁忙期中はとても貴重な時間となります。それでも更新し続けるというのは、悪く捉えればよほど暇なのかと。

ただし、良いほうに捉えるとすれば、忙しいけれど、ブログを作ること自体が好きで、気分転換として丁度良いと考える税理士もいるかもしれません(実際にいます)。

また、ブログというのは、書いている人の人間性がにじみ出るので、「自分を知ってもらう」という点においては営業活動でプラスに働く事もあるかもしれません。

この「税理士がブログを書く」ということについては、一律に「良い」「悪い」の判断が出来ませんので、メリットデメリットなどを他の記事にて、もう少し深く掘り下げたいと思います。

よろしければ、そちらもご覧になってみて下さい。

 

まとめ

以上の内容は、あなたが寛容さを持っていれば妥協できる事ばかりかもしれませんが、その寛容さが思わぬ事態を引き起こすこともあります。

一度冷静になって、「自分の税理士はどうか?」「これから依頼しようとする税理士はどうか?」と考えてみては如何でしょうか?

引き続き「依頼しないほうが良い税理士」について知りたい方は、以下の記事もご覧になってみて下さい。