ちょっとした外注を頼みたい。そんな時には「クラウドソーシング」

事業を運営していると、どうしても「外注を頼みたいんだけど、そんなに本格的な外注じゃなくても良いんだよなぁ~」と思う事ってありますよね。

例えば、ホームページのちょっとしたライティングをお願いしたいとか、キャラクターを描いてほしいなんてのはよくある話かと思います。自社の従業員でやるとなると心もとないけど、本格的な外注を依頼するとなれば、費用も馬鹿になりませんからね。

そこでお勧めしたいのが、クラウドソーシングを利用するという方法。

クラウドソーシングを利用すれば、費用を安く抑える事が出来ますし、わざわざ大げさな契約を結ぶ必要もありません。要は「ちょっとした軽めの外注」をお願いするには好都合なサービスという訳です。

そこでこの記事では、クラウドソーシングの仕組みや、便利な利用の仕方などについてお伝えしようと思います。

クラウドソーシングとは何なのか?

まずは「クラウドソーシングとは何なのか?」という事についてから。

最近よく耳にするようになったクラウドソーシングですが、意外とその内容を理解していない人もいるようですね。

クラウドソーシングとは「crowd=群衆」「sourcing=業務委託」を掛け合わせた造語となっており、不特定多数(群衆)の人々に対して業務委託を行うというものです。これと同じような言葉で「アウトソーシング」というものがありますが、こちらは特定の企業などに外注するという事ですから、同じ外注でもだいぶニュアンスが違います。

簡単に言えば、自分がお願いしたい仕事を入札形式で発注し、それに応募した人の中から気に入った人に外注するといったところです(逆に、こちらからワーカーを探すことも可能)。

依頼する方法としては、まずはクラウドソーシングサービスを提供している運営会社に登録し、自分が依頼したい内容を公募します。そして、そこに応募してきたワーカーの中から自分の気に入った人と契約し、料金はサービス提供会社へ支払うといった方式です。

ですから、依頼者と受注者が直接金銭のやり取りをする必要はなく、場合によっては納品に対する責任もサービス提供会社がある程度は負ってくれるため、トラブルが起こりにくいというメリットがあります。

ですから、単発発注などにはかなりお勧めのサービスだと言えますよね。

クラウドソーシングに依頼できる業務

それでは次に、「クラウドソーシングに依頼できる業務」についても見ていきましょう。

クラウドソーシングというサービスが開始された当時は、Webサイトの記事のライティングという業務がメインでしたが、現在では下記のように、幅広い業務を依頼する事が可能となっています。

クラウドソーシングに依頼できる業務内容
  1. ライティング、Webサイトなどの記事作成
  2. ホームページ制作、デザイン
  3. 動画、画像などの作成や加工
  4. イラストなどのデザイン
  5. ブランド名、ネーミングの提案
  6. システム、アプリの開発
  7. 翻訳・通訳サービス
  8. テープ書き起こしなどの軽作業
  9. 法律・税務相談
  10. その他建築デザインなど多種多様

サービス提供会社によっては、医師や弁護士などもワーカーとして在籍しているため、例えば自社のホームページの記事内容を「医師監修」「弁護士監修」などとしたい場合に利用するのも良いでしょう。

このように、多岐にわたる仕事内容を依頼できますから、わざわざ自分でネット検索をしながら外注を探すよりも、かなり簡単に外注先を探すことが可能となります。

クラウドソーシングを利用するメリット

それでは次に、クラウドソーシングを利用するメリットについても見ていきましょう。

事前にワーカーの実力や評価を確認できる

まずは「事前にワーカーの実力や評価を確認できる」という事について。

クラウドソーシングを提供する会社はいくつもありますが、そのどれもが、所属しているワーカーの仕事ぶりや実力を事前に確認できるようになっています。

これまでに受注した件数は何件で、また、そのワーカーに依頼した人の評価が分かるようになっており、簡単に言えば「口コミ機能」があるという訳ですが、かなり率直なコメントもあるため、依頼するかどうかの判断基準にはうってつけでしょう。

通常、外注を探すとなると、その会社のホームページを見るくらいしかできませんので、実際にその会社の実力を測る方法というのはほとんどありませんよね。しかしクラウドソーシングであれば、実際に依頼した人の感想を事前に確認する事が出来るので、ミスマッチが起こりにくいという利点があります。

多彩な方法で発注できる

次が、「多彩な方法で発注できる」という事について。

サービス提供会社にもよりますが、ワーカーへ仕事を発注する際、大抵の場合は「タスク方式」「コンペ方式」「プロジェクト方式」のいずれかを選択して発注する事になります。

まず「タスク方式」とは、複数人の人に単純作業をしてもらいたいときに利用し、例えば「アンケートの回答」などといった単純作業をお願いしたい場合に向いています。そこにワーカーが納品してきた内容に対して「承認」をするだけですから、わざわざワーカーを探さなくても良いという利点があります。

 

 

次に「コンペ方式」ですが、これは例えば「〇〇のキャラクターを作成してほしい」と公募し、そこに応募してきた中から気に入ったものを承認する形となります。多くの中から選択する事が出来るので、比較検討したいという人にはお勧めの方式です。

 

 

そして最後が「プロジェクト方式」という方法ですが、こちらは依頼したい仕事内容を公募して、その応募者の中から気に入ったワーカーを選んで契約するという方式です。専門性の高い仕事を依頼する場合は、この方式を選択するのが一番いいでしょう。

 

 

それこそ前述したように、事前にワーカーの評判などを確認する事でミスマッチも起こりにくくなりますから、一般的に仕事を依頼する場合は、このプロジェクト方式で依頼する事が多くなります

通常、外注に依頼する場合は、「相見積もり」くらいはお願いするかもしれませんが、ここまで多彩な方式となると、かなり大きなプロジェクトでないとあり得ませんよね。

ちょっとした外注でもこれだけの方式の中から選べるのですから、クラウドソーシングというのはかなり便利なサービスだという事が分かります。

ワーカーと直接金銭のやり取りが発生しない

そして次が、「ワーカーと直接金銭のやり取りが発生しない」という事について。

通常、外注を依頼するとなると契約書の作成、請求や支払い業務など様々な雑務が発生しますが、クラウドソーシングは中間にサービス提供会社が介在するため、それらの煩わしい業務が軽減されます

支払いに関して言えば、サービス提供会社に支払うだけで済みますから、「言った、言わない」「支払った、支払っていない」などと言ったトラブルも回避する事が出来ます。

支払方法も銀行振込、クレジットカード決済、PayPal、請求書払いなど様々な方式を選択できますから、選択肢が多いという点でも助かりますよね。

セキュリティ面も安心

そして最後が「セキュリティ面も安心」という事について。

基本的に、どこのサービス提供会社でも、利用規約において秘密情報の保護について記載しており、登録者全員がこの規約に同意した上で会員登録する事になります。

また、ワーカーに依頼する場合においても、簡単にNDA(秘密保持契約)を締結する事が出来ますから、セキュリティ面においても安心できます。

クラウドソーシングを利用する際の注意点

このように便利なクラウドソーシングですが、もちろんメリットばかりではなく、利用する際に気を付けなくてはいけないことも幾つかあります。

そこで以下において、クラウドソーシングを利用する際の注意点についても触れておきます。

ワーカーの能力がバラバラ

まずは「ワーカーの能力がバラバラである」という事について。

これについては、ある意味仕方のないことだとも言えますよね。どこの企業でも優秀な人間は存在しますし、逆もまた然りです。

一度優秀なワーカーと出会ってしまえば良いのですが、言葉は悪いのですがいわゆる「外れ」を引いてしまった場合、あまりの能力の低さに「二度と利用するもんか!」と考える人も多いようです。

これは、サービス提供会社によっても左右され、「A社のワーカーさんは優秀だけど、B社のワーカーさんはどうしようもない」なんて意見もあるようです。

しかし、仮に優秀なワーカーの多いA社に依頼したとしても、全てが優秀な人ばかりだとも言えませんから、これは運もあるかと思います。

どこのサービス提供会社も、優秀なワーカーさんをランク分けしていますから、ミスマッチを防ぎたいという人は、最初からトップランクのワーカーさんに依頼したほうが良いでしょう。

ただし、こうしたトップランクのワーカーさんは、それだけ単価なども高くなりますから、そこは良く考えるべきかと思います。

サービス提供会社が全て責任を負う訳ではない

そして次が、「サービス提供会社が全て責任を負う訳ではない」という事について。

これは考えてみれば当たり前のことで、サービス提供会社はあくまでも「仲介企業」という立場であり、当事者同士の契約内容全てに責任を持つ訳ではありません。

ある程度のサポートはしてくれますが、どこまで行っても契約というのは当事者同士の問題ですから、過度の期待は禁物です。

例えば、依頼したいワーカーが個人の場合であれば、源泉徴収をしなくてはならなくなりますが、これは依頼者側がする必要があり、サービス提供会社が代行してくれるわけではありません。

また、出来るだけ悪質なワーカーを排除するなど、サービス提供会社も努力はしていますが、人それぞれの客観性が異なりますから、あなたが「このワーカーは悪質だ」と思っても、世間一般ではそうは思わないことも多々ありますから、ここは感覚の違いも生じてくるところでしょう。

ですから、クラウドソーシングを提供している会社は、あくまでも「ワーカーを紹介する会社」であると割り切り、契約においては自身の責任の上で締結する必要があります。

クラウドソーシング会社の選び方

それでは最後に、クラウドソーシングを利用したい方のために、サービス提供会社の選び方についてもお伝えしておきます。

世の中には数多くのサービス提供会社があるため、いざ選ぶとなっても「どこを選んだらいいのか分からない」という人も多いかと思います。そこで、「こういった場合には、ここの会社を選んだ方が良い」という内容でご紹介します。

ワーカーの人数、実績で選ぶなら「クラウドワークス」

まず、ワーカーの人数や実績で選ぶなら、何といっても「クラウドワークス」をお勧めします。

このクラウドワークスは、日本最大のクラウドソーシングサービス提供会社として有名で、実績、ワーカーの人数のどれをとってもNo.1となっています。

クラウドワークスと同様に、大手サービス会社として「ランサーズ」も有名ですが、当サイトとしてはあまりこのランサーズは評判が良くありませんから、大手から選びたいという場合はクラウドワークス一択でおススメします。

利用している企業も大企業から政府まで幅広く、それだけ世間の認知度も高いですから、「利用してみたいけど、ちょっと不安だな」という人でも安心して利用できると言えます。

依頼できる仕事の幅も広く、逆に言えば「外注できない業務がほとんどない」とも言えますし、ワーカーの評価や実績もとても分かり易く表示されていますから、初めてクラウドソーシングを利用する人には使いやすいサービス会社だと言えるでしょう。

ポイント

  • 利用している企業や、登録しているワーカー数は日本最大級。
  • 依頼できない業務はほとんどない。
  • とりあえず、クラウドソーシングを初めて利用する人にはおススメ。

 

優秀なライターを簡単に探したいなら「サグーワークス」

次に、優秀なライターを簡単に探したいという人には「サグーワークス」というサービスをお勧めします。

このサグーワークスは、記事作成に特化したクラウドソーシングとなっており、Webサイトのライティングやコンテンツ作成で外注を依頼したい場合にお勧めです。

特徴的なのが、他のサービス提供会社と異なり、ライターの募集や管理、品質の担保を全てサグーワークスが代行してくれるという点です。ですから、ライター(ワーカー)とのやり取りが面倒だという人は、このサグーワークスに依頼すれば、余計な時間を取られることがないためかなり便利ですね。

また、サグーワークスはライターを実力ごとにランク分けしているため、「高くても良いから、良質な記事を作成してほしい」という人にも使いやすいサービスだと言えます。

最上位の「プラチナライター」となれば、一定のテストに合格した人しか在籍していませんから、難易度の高い記事にも簡単に対応してくれるでしょう。

このサグーワークスを運営している会社は、もともとSEO・コンテンツマーケティングを支援してきたウィルゲートという企業ですから、WebサイトのSEO対策を充実させたいと考えている人にもおすすめのサービスだと言えます。

ポイント

  • ライターを簡単に探したい人におススメ。
  • サグーワークスが、ライターの募集や管理、品質担保までしてくれる。
  • SEO対策にも効果的。

 

変わり種のサービスを探したいなら「ココナラ」

そして最後が、変わり種のサービスを探したい人には「ココナラ」をお勧めします。

このココナラは、自社のサービスを「スキルマーケット」と呼んでおり、要は「サイト上で得意な事を売り買いしましょう」というコンセプトで運営しています。

とは言え、内容的にはクラウドソーシングと全く変わりはなく、例えば上記で紹介したクラウドワークスが提供しているサービス内容などは、ココナラでも同様に探すことが可能となっています。

しかし、ココナラの特徴として、「他のサービス会社が提供していない変わり種のサービスがかなり多い」というものが挙げられます。

例えば、占いや恋愛相談、ファッション提案など、一般的なクラウドソーシングでは見つける事の出来ないサービスが盛りだくさんとなっています。ですから、外注したい内容が特殊であり、他のサービスでは見つからない場合には、このココナラで探せばほとんどが見つけられるでしょう。

また、ココナラはイラストや漫画などを得意とするワーカーが多く集まっているため、企業のロゴやマスコット、チラシの漫画などを依頼したいという人にもお勧めです。

ポイント

  • 他のサービス会社でなかった業務が見つけられる。
  • イラストや漫画なら、レベルの高いワーカーが数多く在籍。

 

まとめ

経営者によっては、「外注せずに、何でも内製化したい」と考える人もいるようですが、今の時代、なんでもスピードを求められる時代ですから、自社の従業員に任せるよりも外注に回した方が効率的であることの方が多くなっています。

もちろんお金のかかる話ですから、考え方は人それぞれだと思いますが、簡単な外注であれば、こうしたクラウドソーシングに依頼した方が費用対効果も高くるなる可能性がありますから、一度は検討してみるのも良いのではないでしょうか。

経営者本人も含め、自社の従業員には本業に集中してもらい、苦手分野はそれを得意にしている人に任せた方が、経営は上手くいく場合が多いですよね。