日商簿記3級の概要と、独学合格するための「お勧めテキスト」

当サイトは「会計」について特化したサイトですが、会計と聞けばまず簿記検定を思い浮かべる人が多い事でしょう。

仮に、現在アナタが会計自体に興味が無いとしても、日商簿記検定に合格しておけば、仕事にも活用できますし、就職時にも有利となるため、そういった観点から簿記検定に興味を抱いている事もあるでしょう。

実際、多くの企業が自社の従業員に推奨する資格として「簿記検定」を挙げていますし、企業によっては合格者に対し「資格手当」を与えているところもあるようです。

 

 

ほとんどの方は、こうした簿記検定の学習を始めようとすると、まずは書店などでテキストを購入して独学での勉強を検討するかと思いますが、世の中にはたくさんのテキストが販売されているため、「いったい、どれを選択したら良いの?」と迷っている人もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、日商簿記検定に独学で合格するために揃えておきたい「お勧めのテキスト」「試験の概要」などについてご紹介します。

まずは入門編である3級についてご紹介しますので、2級、1級については、それぞれの記事をご覧になって下さい。

 

日商簿記検定3級の試験内容詳細

日商簿記検定は、正式名称を「日本商工会議所及び各地商工会議所主催簿記検定試験」といい、日本商工会議所が開催する公的な検定試験とされています。

以下において、試験内容についてご説明しますが、内容の変更が発生する場合もありますので、必ず日本商工会議所の公式HPをご確認ください。

試験スケジュール、開催場所

開催日は毎年異なりますが、3級は概ね6月、11月、2月の年3回の開催となります。詳しくは、公式HPをご覧ください。

毎回、日曜日に各地域の商工会議所が指定した場所での受験となりますので、試験会場については、各地域のHPにて確認が必要となります。

合格基準

1級から3級まで、各級とも満点を100点としています。

そこで、70点以上の得点があれば合格となります。

3級の出題範囲、試験時間

日商簿記2級となると、商業簿記と工業簿記の問題が出されますが、日商簿記3級は、商業簿記のみの出題となります。

内容としては、商業簿記の基礎的な原理を理解し、商品売買における記帳、決算等の初歩的な実務を理解しているかを問われます。

試験時間は2時間となっていて、問題は5題以内とされています。

当日持参するもの

当日持参するものとしては以下の通りです。

当日持参するもの
  1. 受験票
  2. 身分証明書
  3. 筆記用具
  4. 計算用具
  5. その他(時計)

まず、身分証明書に関しては、原則として「氏名」「顔写真」「生年月日」が確認できるものが必要ですので、学生証や免許証、パスポートなどが必要となります。

次に、筆記用具ですが、HBまたはBの鉛筆、シャープペン、消しゴムのみとなります。

そして最後の計算用具ですが、一応、そろばんの持ち込みも可とされていますが、現実的にはほとんどが電卓(計算機能のみ)となるでしょう。

ここで、日商簿記を受験するなら、電卓は必須となりますので、早めに揃えておきましょう。

基本的に、カシオ製シャープ製のどちらかになると思いますが、自分にとって使いやすい物であれば良いと言えます。

ただし、最低限12桁表示の電卓を選びましょう。

念のため、電卓の一例をお伝えしておきます。

 

 

どちらも5,000円前後はしますので、一般的な電卓より高額となりますが、今後2級⇒1級と進めていくのなら、これらの電卓に慣れておいた方が良いでしょう。

というのも、簿記試験というのは「時間との闘い」でもあるので、ある程度の早打ちが要求されます。

上記の機種は、そういった早打ちにも対応しているため、多くの受験者に愛用されているのです。

また、当日持参するものその他として「時計」を記載していますが、これは結構忘れがちですから、必ず覚えておきましょう。

繰り返しになりますが、簿記試験は「時間との闘い」でもあるので、いくら解答内容が正確だからと言っても、時間内に書き込めなければ合格には至りません。

試験時間の配分を考えながら、答案用紙に書き込むことも合格のカギを握ります。

時計を忘れると焦りにも繋がりますから、時計は忘れずに持っていきましょう。

テキスト選びのコツ

前述しましたが、日商簿記の勉強を独学で始める上で、一番頭を悩ませるのが、「どのテキストを使ったら良いかわからない」という事かと思います。

書店に行けば、簿記のテキストはたくさん並べられているので、これを選ぶだけでも時間がかかります。

結論から言うと、「どのテキストを利用しても合格できる」のですが、テキスト選びのポイントを一つだけお伝えするとすれば、「全て、同じ出版社で統一したほうが良い」という事が言えます。

簿記のテキストに特化した出版社と言えば、TAC出版、大原出版、LECだと言えるでしょう。これはどこも資格の専門学校の出版部門ですから、内容的にはそんなに優劣の差はありません。

ただ、「テキストはTAC出版、問題集は大原」などといった方法を取ると、統一性が取れず、かえって頭の整理が出来なくなってしまいます。

ですから、「TACで始めたら、最後までTAC」といった形で、出版社は統一させることが重要です。

それでは次に、3級合格にむけた、おススメのテキストについてご紹介します。

日商簿記3級合格お勧めテキスト

まずは、簿記の仕組みを理解するため、「みんなが欲しかった 簿記の教科書 日商3級」で勉強を始めましょう。

これだけでは合格は難しいですが、初学者が簿記を1から勉強するには最適のテキストです。

この内容を理解したのち、「スッキリわかる日商簿記3級」で、問題を解きながら、更に知識を深めていきます。

この「スッキリシリーズ」は、テキストと問題集が一体となっていて、とても使いやすい内容となっています。

そして最後に、「スッキリとける 日商簿記3級 過去+予想問題集」を繰り返し解いて理解できれば、ほぼ間違いなく合格できるでしょう。

みんなが欲しかった 簿記の教科書 日商3級

著者 :滝澤ななみ

出版社:TAC出版

定価 :1,100円(税込み) 2020年度出題傾向対応版

TAC出版で購入Amazonで購入楽天で購入
会員なら定価から10%off以上定価販売+Amazonポイント定価販売+楽天ポイント

 

スッキリわかる日商簿記3級

著者 :滝澤ななみ

出版社:TAC出版

定価 :1,100円(税込み) 2020年度出題傾向対応版

TAC出版で購入Amazonで購入楽天で購入
会員なら、定価から10%off以上定価販売+Amazonポイント定価販売+楽天ポイント

 

スッキリとける 日商簿記3級 過去+予想問題集

監修 :滝澤みなみ

出版社:TAC出版

定価 :1,100円(税込み) 2020年度出題傾向対応版

TAC出版で購入Amazonで購入楽天で購入
会員なら、定価から10%off以上定価販売+Amazonポイント定価販売+楽天ポイント

 

以上全てを、Amazon若しくは楽天で購入しても、合計金額3,300円、TAC出版で購入すれば合計2,970円と、かなりお安くなっています(時期によって、TAC出版は「15%off」の場合有り)。

資格の専門学校に通うと、日商簿記3級コースの学費に20,000円~30,000円はかかりますので、真剣に取り組めば、独学のコストパフォーマンスは最強であることがお分かりになると思います。

注意事項

当記事は、2019年6月時点で最新の情報をもとに作成しています。ですから、掲載している書籍は現時点で最新のものとなっていますが、法改正等があった場合は必ず最新の内容と比較するようお願い致します。

なお、税額についても10%の表示となっています(2019年10月更新)。

適宜、最新の情報に更新していきますが、ご理解の程お願いいたします。

勉強方法

上記のテキストを利用して、順に理解を深めていけば、独学で1発合格も夢ではありません。

繰り返しになりますが、勉強の順番を整理すると、

 

  1. ①「みんなが欲しかった 簿記の教科書 日商3級」で、簿記の基礎を理解する。
  2. ②「スッキリわかる日商簿記3級」で、テキストを読むと同時に、問題を解く。
  3. ③「スッキリとける 日商簿記3級 過去+予想問題集」を何回転か解く。
  4. ④理解度に応じて、②と③を繰り返す。

 

以上で、合格に必要な知識は十分得る事が出来るでしょう。

まとめ

結局、合格できるか否かは、本人の努力次第となりますが、多くの合格者は上記の問題集を繰り返し学習する事で、合格ラインへ到達しています。

あれこれと悩むより、まずは書籍を手に取ってみては如何でしょうか?